「ファクタリングは悪徳業者が多いって聞いたけど本当?」「悪徳業者を見分けるにはどうすればいい?」残念ながら、ファクタリング業界にも悪徳業者は存在しています。利息制限法が適用されないファクタリングでは、法外とされる手数料を提示しても違法にはならないためです。本記事では、ファクタリングにおける悪徳業者の7つの手口と、それを見分ける5つの対策を紹介していきます。

ファクタリング業は悪徳業者にとってハードルが低い

悪徳業者のイメージファクタリングは「悪徳業者」が参入しやすい業界です。
ファクタリングを必要とする企業は、多かれ少なかれ資金調達をしなくてはならない状況にあり、悪徳業者はそうした緊急性につけ込みやすいためです。

これはヤミ金などをはじめ、金融業でいかに悪徳業者が多いかを考えれば比較的わかりやすいでしょう。
特に、改正貸金業法の施行により、ヤミ金として経営を続けることが難しくなった悪徳業者がファクタリングに鞍替えしてくるケースもあると聞きます。

そのため、事前に最低限のリサーチをし、手数料の相場観を把握しておくことは悪徳業者にだまされないために重要なことです。

利息制限法がないので、手数料が高くなっても行政処分の対象にはならない

なぜ、法外な手数料を提示してくるファクタリング業者が捕まらないのかといえば、それは「ファクタリング」が貸金でも出資でもないためです。
貸金業をするには貸金業登録をする必要があり、さらに利息制限法も適用されます。

利息制限法は、簡単に説明すると融資であっても何であっても金利を15%〜20%以上にしてはならない、という内容です。
ファクタリングは、あくまで「売掛債権を売買する」だけなので、この利息制限法は適用されません。

したがって、ファクタリング会社がたとえ30%だとか99%だとかの手数料を提示したとしても、違法にはならないのです。

ファクタリングの相場観を理解していないと足下を見られる可能性がある

ファクタリングの相場観と手数料内訳を理解しておくことは、「悪徳業者にだまされないようにする」だけではありません。
悪徳業者でなくとも、「切羽詰まっている」と分れば足下を見てしまうのが人のサガです。

そのため、こちらがしっかりとした知識をもって、ファクタリングに申し込めば「良い条件でのファクタリング」ができる可能性も高まります。

前置きが長くなりましたが、続いて「悪徳ファクタリング業者7つの特徴と手口」をみていきましょう。

悪徳ファクタリング業者7つの特徴と手口

悪徳ファクタリング業者、7つの特徴と手口悪徳ファクタリング業者が実際に使う手法を7つの項目でまとめました。
詳細は以下のとおりです。

  1. 請求前に契約書を見せない
  2. 契約書の控えを渡さない・改ざんする
  3. 料金内訳を説明されない&聞いても教えない
  4. 対面での面談を拒否する&事務所で面談しない
  5. 返済義務(償還請求権)があると言われる
  6. 取引先に債権譲渡通知を送付すると脅す
  7. 後出しで費用を請求してくる

それでは、順番に説明していきましょう。

① 請求前に契約書を見せない

悪徳金融業者のポピュラーな手口です。
彼らは、基本的に契約書なしで話を進めようとし、最後になってようやく請求書にサインを求めてきます。

善良なファクタリング業者であれば、契約書の内容を解説し、必要であれば対面で読み上げてもらうこともできます。

② 契約書の控えを渡さない・改ざんする

契約書の控えを渡さないのは、「サインさせてから契約書を改ざんする」ためです。
これを防ぐために、必ず契約書の控えはその場で発行してもらい、こちら側も保管しておかなくてはなりません。

③ 料金内訳を説明されない・聞いても教えない

悪徳業者は、債権譲渡登記・旅費などの経費はいくらか、手数料がどういう理屈で何%なのか、などの料金明細を説明しないことが多いです。
「そういうもんなのか」で済ませず、納得がいくまで内訳を説明してもらうようにしましょう。
良心的なファクタリング会社ではしっかりと説明してもらえます。

ちなみに、債権譲渡登記の相場は7〜9万円、解除費用は2万円です。
この相場から逸脱していないかもチェックしましょう。

④ 対面での面談を拒否する・事務所で面談しない

悪徳業者は事務所を構えていない場合が多いです。
HPに記載された住所を尋ねてみたらもぬけの殻だった…というケースもあります。

誠実な経営態度はオフィスに現れますので、業者の事務所には必ず一度は訪れると良いでしょう。

⑤ 返済義務(償還請求権)があると言われる

ファクタリングは「債権を担保に融資を受けている」わけではないため、売掛先が倒産してもこちら側に返済義務はありません。
にもかかわらず、返済を迫ってくるケースがありますが、それは貸金業登録をしていない業者が行うと違法です。

⑥ 2社間にもかかわらず、債権譲渡通知を送付すると脅す

2社間ファクタリングでは、「債権を譲渡したこと」を取引先に知らせる必要がありません。
ですが、知られたくないことを逆手に取り、債権譲渡の通知を取引先に送ることを脅しのネタに使ってくる、悪質なケースがあるようです。

⑦ 後出しで費用を請求してくる

契約時に初回、2回目…などと書かれている場合は注意しましょう。
債権を買い取るのに、後出しで費用を請求する必要性がそもそもありません。
これは、契約書に記載しない場合も多いです。

即日で入金すると言いながら、理由をつけて気がついたら2週間も入金されていない…などといったこともあります。
売掛先の入金日と合致しているか、というのを確認し、対策しなくてはなりません。

この他、「数日で入金する」「掛け目95%、手数料5%で入金する」「審査も不要」など、都合の良い条件を次々提示してくることがあります。

上記のような条件だと、まず(真っ当に営業していると仮定すればですが)ファクタリング会社の利益が出ませんので、そもそもあり得ない値段設定です。
そういった甘言はくれぐれも警戒するようにしてください。

それでは、上記を踏まえて「だまされないための5つの対策」を見ていきましょう。

悪徳業者にだまされないための5つの対策

悪徳業者への対策を会議する様子悪徳業者に騙されないために、次の5つの対策を必ずしておきましょう。

  1. 手数料内訳をしっかりと確認する
  2. 隅から隅まで契約書を読む
  3. 契約書の控えを必ず貰う
  4. できる限り対面で面談する
  5. 入金日を確認する

それでは、一つずつチェックしていきます。

① 手数料内訳をしっかりと確認する

手数料・掛け目など費用にかかわる項目はかならず細かく説明してもらいましょう。
「何がどうなってこういう金額になったのか」が納得できなければ、きちんと尋ねるのが得策です。

② 隅から隅まで契約書を読む

当たり前ですが、契約書には隅々まで目を通しましょう。
あえて難読にするケースも多いので、わからなければ業者側にしっかりと質問してください。

③ 契約書の控えを必ず貰う

改ざんを防ぐため、控えをもらって保管しておきましょう。

④ できる限り対面で面談する

実際に業者のオフィスに赴き、社員の対応や事務所の空気などを判断するようにしましょう。
対面での面談をかたくなに拒否する場合、オフィスさえ構えていない可能性が非常に高いです。

⑤ 入金日を確認する

売掛け先の入金日と比較して問題ないかを見定めましょう。

まとめ

パソコンとファクタリングについてのメモ帳悪徳業者を見分けるには、相場観を把握し、ファクタリング会社がそもそもあり得ない値段設定をしていないかを見定めることが重要です。
契約書に目を通し、控えを貰って改ざんを防ぐことも忘れずに。

また、オフィスを構えているか、経営態度はどのようなものか、を対面で判断することも大事です。
悪徳業者に捕まらず、安心のファクタリングができるよう、リサーチを心がけてください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事