悪徳ファクタリング会社の特徴

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ファクタリング会社の中には違法な悪徳業者やヤミ金も含まれています。

本記事ではそのような悪徳業者の被害に遭わないように、悪徳ファクタリング業者と優良ファクタリング業者を見極めるチェックポイントや対策をご紹介していきます。

ファクタリング会社の中には悪徳業者・ヤミ金が存在する

コーヒー休憩をする人

ファクタリングは利息制限法の規制を受けることがなくため、手数料の上限を規制する法律がありません。

そのため利用企業から高い手数料を取ろうと考える悪徳業者、ヤミ金が少なからず存在しています。

特に改正貸金業法の施行により、ヤミ金として経営を続けることが難しくなった悪徳業者がファクタリングに鞍替えしてくるケースも報告されています。

事実、過去にはファクタリングを装ったヤミ金(違法な貸付)を行なっていたとして、悪徳業者が逮捕されたという事例もあります。

そのためファクタリング会社を利用する前には、事前に最低限のリサーチをし、手数料の相場観を把握しておく、ファクタリング契約の内容を知っておくことが重要です。

ファクタリングが利息制限法の規制外の理由

上述の通り、現在のファクタリングでは利息制限法を上回る高い手数料を要求しても、違法になることはありません。

利息制限法とは、簡単に説明すると貸し出しの際の金利上限を20%以上にしてはならない、という法律です。

ただファクタリングは、あくまで「売掛債権を売買する」だけなので、この利息制限法は適用されません。

したがってファクタリング会社がたとえ30%や99%の手数料を提示したとしても、違法にはならないのです。

悪徳ファクタリング業者7つの特徴と手口

悪徳ファクタリング会社の手口

悪徳ファクタリング業者が実際に使う手法を6つの項目でまとめました。
詳細は以下のとおりです。

  1. 請求前に契約書を見せない
  2. 契約書の控えを渡さない・改ざんする
  3. 料金内訳を説明されない&聞いても教えない
  4. ファクタリングを装った貸付である
  5. 返済義務(償還請求権)があると言われる
  6. 取引先に債権譲渡通知を送付すると脅す

それでは、順番に説明していきましょう。

① 請求前に契約書を見せない

悪徳金融業者のポピュラーな手口です。

彼らは、基本的に契約書なしで話を進めようとし、最後になってようやく請求書にサインを求めてきます。

利用企業は契約内容を知ることができず、時間がないからと高い手数料での契約を余儀なくされてしまいます。

② 契約書の控えを渡さない・改ざんする

契約書の控えを渡さないのは、「サインさせてから契約書を改ざんする」ためです。

これを防ぐために、必ず契約書の控えはその場で発行してもらい、ファクタリング契約が終了するまでは保管しておきましょう。

③ 料金内訳を説明されない・聞いても教えない

悪徳業者は、債権譲渡登記・印紙代などの経費はいくらか、手数料の内訳を説明せずに、ファクタリング契約を行います。

ファクタリングの相場と内訳を理解し、不当に高い手数料を要求されていないかどうかは必ず確認するようにしてください。

ちなみに、債権譲渡登記の相場は7〜9万円、解除費用は2万円です。
この相場から逸脱していないかもチェックしましょう。

またファクタリングには課税されない消費税を要求してくるケースも考えられます。

消費税と偽り利用企業から騙し取ったお金は、全て悪徳会社の利益分になるのです。

【関連記事】ファクタリング手数料の相場と内訳を解説!

④ ファクタリングを装った貸付である

ファクタリングは債権の売買であり、貸付ではありません。

にも関わらず、悪徳業者はファクタリングを装った貸付に契約を結ばせようとします。

例えば、

  • 担保や保証人を要求してくる
  • 債務承認公正証書を作成する
  • 株式譲渡契約が含まれている
  • 分割払いでの支払いを要求してくる

などは全て、ファクタリング契約ではなく「違法な貸付」に該当します。

このような契約がファクタリング契約書に含まれていないかどうか、チェックするようにしてください。

また契約書内に「債権売買」の旨が記載されいない場合も、貸付に見なされる可能性があります。

⑤ 遡及義務(償還請求権)があると言われる

遡及義務とは、ファクタリングした売掛金が未回収となった場合に(取引先の倒産などで)、利用企業はファクタリング会社に返済を行わなければならない義務のことです。

ただ遡及義務が付いているファクタリング契約は、債権売買ではなく、債権を担保にした融資であると見なされます。

実際に遡及義務付のファクタリング契約が債権担保融資であると判断された裁判例も存在します。

⑥取引先に債権譲渡通知を送付すると脅す

2社間ファクタリングでは、「債権を譲渡したこと」を取引先に知らせる必要がありません。

また取引先に資金繰りの悪化を知られたくはない、というのが事業者の実情でしょう。

にも関わらず悪徳業者は取引先にファクタリングをバラすと脅し、口止め料を要求してくることがあります。

れっきとした恐喝罪になりますので、すぐに弁護士の方に相談するようにしてください。

【関連記事】「2社間ファクタリング」とは?仕組みやメリット・デメリットを徹底解説

悪徳業者に騙されなための3つの対策

悪徳ファクタリング会社の対策を懐疑する

次に悪徳業者に騙されないための、対策をご紹介して参ります。

  1. 手数料内訳をしっかりと確認する
  2. 契約内容は必ず確認する
  3. できる限り対面で面談する

それでは、一つずつチェックしていきます。

① 手数料内訳をしっかりと確認する

手数料・掛け目など費用にかかわる項目はかならず細かく説明してもらいましょう。

手数料の内訳が契約書に記載されていない場合には、必ず内訳を確認するようにしてください。

② 隅から隅まで契約書を読む

当たり前ですが、契約書には隅々まで目を通しましょう。

あえて難読にしたり、長い契約書にするケースも多いので、きになるポイントは口頭で問いかけるほうがいいでしょう。

また契約書の控えは必ず受け取ってください。

③できる限り対面で面談する

悪徳ファクタリング会社はすぐに行方をくらませられるように、バーチャルオフィスなどで運営を行なっていることが考えられます。

可能であるならば業者のオフィスに赴き、対面での契約をすることを推奨します。

ただ近年は地方企業でもファクタリングを利用できるために、「来訪不要のファクタリング会社」も増えつつあります。

来訪不要のファクタリング会社の安全性を確かめる方法は、別記事で解説してますので、ご参照ください。

ファクタリングは優良業者を選ぼう

残念ながらファクタリング業者の中には悪徳業者・ヤミ金業者が少なからず存在しており、ファクタリングを利用する際にはよくよく注意しなければいけません。

被害に遭わないためにも、ファクタリングを利用するときには優良業者の利用が必須です。

ファクタリングの優良業者の特徴としては、

  • 手数料の内訳をしっかりと明示している
  • 契約内容を詳しく説明してくれる
  • きちんとオフィスを構えて運営をしている
  • ファクタリングのリスクやデメリットも包み隠さずに教えてくれる
  • 契約書の控えを渡す

などが挙げられます。

まとめ

パソコンとファファクタリングについてのメモ帳

悪徳業者を見分けるには、相場観を把握し、ファクタリング会社がそもそもあり得ない値段設定をしていないかを見定めることが重要です。

契約書に目を通し、控えを貰って改ざんを防ぐことも忘れないようにしましょう。

またファクタリングを装って、違法な貸付を行おうとしてくるヤミ金業者にはくれぐれもご注意ください。

安全にファクタリングでの資金調達を希望される場合には、本記事でご紹介しております優良業者をご参照ください。