即日でファクタリングが可能な仕組みと利用方法を解説

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ファクタリング会社のホームページには「最短即日!」「3日以内に現金化可能!」という文字がよく見かけます。

これを見て「本当にこの速さで現金化できるのだろうか?」「怪しくないだろうか?」と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。

実際の所、ファクタリングにおける疑問点は「買取スピードの平均はどの程度なのか」「早い代わりに手数料が高かったりするのではないだろうか」というものが多いです。

本記事ではファクタリングで取引をおこなう際の取引スピードの速さについて解説いたします。

ファクタリング(売掛債権)の買取スピードは?

ファクタリングの取引スピードを解説!

まず、前提として買取スピードは「債権の金額」「選んだ業者」「債権の状況」によって、審査や手続きに要する時間が細かく変わっていきます。

その上で「ファクタリングを申し込んでから実際に現金化するまでのスピード」を平均化すると、だいたい以下の期間で完了します。

  • 2社間:最短即日〜3日
  • 3社間:2日〜5日

ファクタリングには、売掛先に知らせずに行う2社間ファクタリングと、売掛先も合意する3社間ファクタリングの2種類がありますが、両者のスピードには平均して2日程度の開きがあります。

3社間ファクタリングは、売掛先の返答スピードによって時間がかかることがあるためで、これは2日前後多くかかると見ておくと良いでしょう。

とはいえ、3社間であっても、人気の高い業者なら1週間以上かかることはありませんので、よほど切羽詰まった状況でなければ誤差程度といえます。

上記をまとめると、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングをスピードを考慮しつつ選ぶなら、だいたい以下の基準で選ぶのが良さそうです。

2社間:売掛先に知られたくない&可能な限り早く現金化したいならオススメ

2社間ファクタリングは、可能な限り早く現金化したい場合と、売掛先に知られたくない場合に使うべきでしょう。

2社間ですと、初回は手数料が15%〜と高いので、少々高い手数料でも問題ない事業者向けといえます。

とはいえ、最近はファクタリングに対する認知も高まってきています。

可能な限り売掛先に掛け合ってみて、手数料が安くなる3社間ファクタリングの実行をおすすめします。

3社間:売掛先の了解が取れる&3日程度かかってもOKならオススメ

上述のとおり、2社間と3社間で現金化スピードにそこまで大きな違いはありません。

明後日までに現金が必要だとか、そういった状況に無ければ3社間ファクタリングを利用すると良いでしょう。

3社間ファクタリングは、手数料が1.5%〜5%と、2社間ファクタリングと比べて非常に低い手数料で実行できるのもメリットです。

ですから、可能な限り売掛先の了解を取ってみて、こちらの3社間ファクタリングを実行するのがベストです。

なお、民間ではなく金融機関が提供するファクタリングは、1週間以上かかることが多いので注意しましょう。

医療ファクタリングのスピードは?

なお、医療ファクタリングは少々特殊なファクタリングで、売掛先が「国保連」または「支払基金」に固定されています。

この国保連・支払基金にファクタリングを通知、契約を締結するのはだいたい4〜5日程度の時間を要します。

医療報酬は、発生から支払いまでに最大2ヵ月かかるため、債権が発生してからすぐにファクタリングすれば、支払いサイトを最大1.5ヶ月程度早めることが可能となっています。

医療分野の事業者の方は覚えておくと良いでしょう。

同一業者で2回目以降の利用はスピードが大幅に上がる

なお、ファクタリングは基本的に、同一の売掛先であれば2回目の利用は即日での現金化も可能です。

すでに一度利用していれば、本人確認や審査などがカットされるためです。

したがって、何度かファクタリングを利用するのであれば、長く付き合って行けそうな優良業者を選び、複数回利用する方が良いのは言うまでもありませんね。

加えて、ファクタリングの手数料には貸し倒れリスクもかかわってきますので、すでに一度取引していて与信のある企業に対しては、手数料も下がる傾向にあります。

「同じ業者を利用した方が有利」この点も抑えておきましょう。

さて、ここまでで「ファクタリングは現金化スピードが非常に早い」ということを説明しました。

2社間ファクタリングなどは、複数回利用で即日現金化も可能、初回利用でもだいたい3日以内には入金されます。

では、なぜここまで早く資金調達することが可能なのでしょうか?

続いて、このスピードのカラクリについて解説していきましょう。

ファクタリングでスピード買取が可能な理由

即日でファクタリングが可能な理由

ファクタリングでは、2社間が最短即日〜3日程度、3社間が2日〜5日程度の時間がかかると解説しました。

このスピードにはいくつかの理由があり、理由を知ることはファクタリングがどういうものかを知ることにも繋がります。

  • 融資ではなく買取である
  • 依頼者の与信よりも売掛先の与信が重要

上から順に解説していきましょう。

融資ではなく買取である

まず「ファクタリング」は、融資ではなく買取であるため、与信審査で見られるポイントが多くありませんし、提出する書類も少なくて済みます。

ここが、買取スピードが早くなる最大の理由です。

ファクタリングは、資金調達の分類では「資産の売却(デットファイナンス)」にあたりますので、やっていることは

  • 抱えている不良在庫を処分する
  • 個人で本や家具などを売却する

これらと大きな違いはありません。上記の買取に1週間も2週間もかからないのと同じで、ファクタリングも現金化がかなり早いのです。

ちなみに、売掛債権を担保にした融資は、「売掛債権担保融資」というファクタリングとはまた違ったものになりますので、混同してしまわないように気をつけましょう。

依頼者の与信よりも売掛先の与信が重要

この点も、ファクタリングでは重要です。

融資の例として、一般的に経営方針説明書などをはじめ、以下の書類が必要となります。

  1. 経営方針説明書(経営計画書)
  2. 商業登記簿謄本(履歴事項証明書)
  3. 資金使途資料
  4. 決算書類一式
  5. 月次決算表(月次試算表)
  6. 今後の資金繰り計画
  7. 銀行取引一覧表
  8. 今後の損益計算書
  9. 予想貸借対照表(BS)
  10. その他の書類

「返済能力があります」ということを証明するために、これだけの書類を提出し、審査をしてもらわなくてはなりません。

一方、ファクタリングで必要な書類は、ざっくり分けるとこの3種類で済みます。

  1. 本人および会社の存在証明書類(登記簿謄本・パンフレットなど)
  2. 実行後の支払い能力の有無(3ヶ月分の預金通帳の写しなど)
  3. 債権の所在が証明できる書類(領収書・請求書など)

単純に、書類を準備する手間や審査の時間の短さという点も、ファクタリングの現金化スピードの一端を担っていると考えてよいでしょう。

上記のように、ファクタリングは申し込みから入金までに超えるべきハードルは低く、加えてファクタリング業者側にとっても、

融資のように詳しい経営計画書を確認する手間がありませんので、融資と比較すると相対的にハードルが低くなるのです。

さて、それでは最後に「早く現金化するために準備しておきたいこと」をまとめましたので、申し込む際の参考になれば幸いです。

最短・即日でファクタリングをするための心得

即日ファクタリングをするための心得

上記のファクタリングの仕組みをもとに、早く現金化するためにやっておきたいことをまとめました。

  • 業者から伝えられた必要書類はヌケモレが無いよう揃えておく
  • 自社の情報をスムーズに答えられるようにしておく
  • 虚偽の申告はNG
  • 長く付き合っていける業者を選び、複数回利用する

特筆すべき点はありませんが、まず滞りなく審査を済ませるために書類のヌケモレはNGです。また、ヒアリングで自社の情報を聞かれるかと思いますので、パンフレット等法人・事業説明が可能な書類も準備しておきましょう(事業内容・年数や規模が書いてあるものがベスト)

もちろん、虚偽の申告は厳禁です。ファクタリング業者は、審査の際に信用情報機関を利用して調査をしますので、いくらウソを重ねても絶対にバレます。

虚偽の申告をしていたことが発覚すると、ファクタリングの実行を断られることもありますので、くれぐれも気をつけましょう。

長く付き合っていける業者を選び、複数回利用する

最後に、この点も重要です。依頼者のニーズを正確に把握し、ファクタリングを行う業者は、他の誰にも話せないキャッシュフロー改善の相談に乗ってくれる重要な役割を果たしてくれる場合があります。

そのような業者に巡り会うのは運も絡みますが、もし何らかの悩みを抱えている場合は相談してみるのも良いかも知れません。

即日ファクタリングの仕組みと利用方法:まとめ

即日でファクタリングを利用する方法をまとめる様子

まとめると、ファクタリングを申し込んでから入金までのスピードは以下の通りです。

  • 2社間:最短即日〜3日
  • 3社間:2日〜5日

「債権の金額」「選んだ業者」「債権の状況」によって、審査や手続きに要する時間は細かく変わりますが、1週間以上かかることはあまりないと考えて良いでしょう。

ただ、2社間ファクタリングは初回申し込みの手数料相場が15%~と高く、もし1週間以内に入金されれば問題ない程度なのであれば、売掛先に掛け合って3社間ファクタリングの実行を検討してみることをおすすめします。