小売・飲食業でもファクタリングできる!クレジットカード債権活用法

小売業や飲食業など、クレジットカード決済による売上は、月末に決済代行会社に請求するのが一般的です。

実は、この時の請求書はクレジットカード債権と呼ばれ、ファクタリングすることができるのはご存じでしょうか。

本記事では、クレジットカード債権をファクタリングするメリット・デメリットを解説していきます。

クレジットカード債権とは?

ファクタリング実行

売掛金というと、一般的には建設業やコンサル・サービス業などをはじめとするBtoBのビジネスで発生するものをイメージするでしょう。

実際、ファクタリング業界においても売掛金買取はBtoBビジネスの利用がほとんどです。

ですが、小売業や飲食業と言ったBtoC事業においても、ファクタリングを行える債権が実はあるのです。

それが決済代行会社に請求する「クレジットカード債権」。

通常、クレジットカードを利用した支払いは、月末にまとめてカード会社に請求します。

しかし、BtoCにおいてもクレジットカードの決済代行会社に請求する債権を利用すればファクタリングを活用することはできるのです。

その時に出す請求書は、ファクタリング会社によって現金化が可能で、その場合債務者は決済代行会社ということになります。

決済代行会社は売掛金の支払い能力という面で、一般的な民間企業より高く評価されやすく有利。

したがって、商品やサービスの売り上げをファクタリングできるだけでなく、通常よりも高めの与信でファクタリングすることができるのです。

飲食・小売業やECサイトでもファクタリングが可能!

クレジットカードによる売り上げが多くを占めるECサイトは、実はファクタリングがしやすい業種のひとつです。

実店舗でも、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済が多くの割合を占めるようなら、ファクタリングしやすいといえるでしょう。

BtoCだからとファクタリングを諦める必要はなく、こういう方法で売り上げを早期に現金化する方法もあるのです。

上記のように、クレジットカード債権はファクタリングで支払いサイトを早めることができ、キャッシュの回転率を上げることに活用できます。

それでは、続いてクレジットカード債権ファクタリングのメリット・デメリットを解説していきましょう。

クレジットカード債権をファクタリングするメリットは?

先ほどの解説で話した内容と少し被る部分もありますが、クレジットカード債権ファクタリングのメリットは以下の通りです。

  1. 支払いサイクルを最大50日早められる
  2. 与信が高くファクタリングしやすい

1.  支払いサイクルを最大5585日早められる!

現状、決済代行サービスの多くは月末締めの翌月末~翌々月20日や月末払いとなっています。

つまり、売り上げが発生してから最短で30日、サービスによっては60日~90日近く待たされる計算になります。

仕方ないとはいえ、現金に比べるとキャッシュフローの悪化は避けられません。

クレジットカード債権のファクタリングは、そうした支払いサイトをかなり短くできるのが最大のメリット。

請求してからすぐに申し込んで5日以内に入金されるとすると、支払いを最短で55日早くでき、大幅なキャッシュフロー改善が見込めます。

2.与信が高くファクタリングしやすい

クレジットカード債権は、店舗が契約している決済代行会社が債務者(売掛先)となります。

決済代行会社は、通常よりも与信が高く貸し倒れリスクが若干低いとみなされるため、一般企業と比較すると有利な条件でファクタリングが可能。

代行会社との交渉次第ですが、承認されれば3社間ファクタリングも可能と手数料が下がる条件は他と比べて整っているといえます。

ECサイト運営者の多くが頭を悩ませるのが、売り上げの入金サイクルの遅さ。

ファクタリングによりかなり短くできるというのは、大きなメリットといえるでしょう。

特に、ECサイトの場合は広告費や人件費をはじめ、前払いでかかるコストが大きくなります。

手元のキャッシュが尽きてしまう前にファクタリングで資金を確保しておくのは賢い選択と言えるでしょう。

では、続いてクレジットカード債権をファクタリングするうえでの注意点を説明していきます。

クレジットカード債権をファクタリングするデメリットは?

クレジットカード債権ファクタリングは一見良い方法に見えますが、注意しておかねばならない点もあります。

続いてデメリットをチェックしていきましょう。

  1. クレジットカード決済の手数料に加えファクタリングの手数料も上乗せされる
  2. 楽天ペイのように支払いサイトが短いなら利用する意味はない

それでは、詳しく解説していきます。

1.「楽天ペイ」のように支払いサイトが短いサービスなら利用する意味はない

最近では、早期振込サービスなど、支払いサイトを早める代行会社も増えてきています。

楽天ペイなど、入金サイクルがかなり早いサービスを利用していれば、そもそもファクタリングをする必要がありません。

■ 入金先が楽天銀行の場合
当日23:50時点の売上が翌日に自動で入金されます。
振込手数料は無料で、毎回入金依頼の手続きをする必要はありません。
※ 土日祝も、入金されます。
※ ご利用状況確認中は、入金を保留させていただくことがあります。
※ 振込日当日の入金タイミングは銀行によって異なるため、弊社ではお答えできかねます。

もし、恒常的に入金サイクルの長さに困っているのであれば、そもそもサービスを乗り換えるというのもひとつの手でしょう。

一方で、条件にはそれほど困っておらず、あくまで一時的にキャッシュフローをよくしたいというだけならファクタリングを利用する方が良いと言えます。

2.クレジット手数料に加えファクタリング手数料も乗る

まず、一番気をつけなくてはならないのが、クレジットカード手数料にファクタリング手数料がプラスされるという点です。

一般的に、クレジットカードの加盟店手数料は4~5%。
これに、もし2社間ファクタリングを使って15%でファクタリングした場合、手数料は20%を超える計算になります。

これを頭に入れておかないと、想定していたキャッシュフローと大きくずれる結果となりますので、くれぐれも気をつけましょう。

また、高すぎる手数料は必ず中長期的にキャッシュフロー悪化を招きます。

できる限り、代行会社と交渉して3社間ファクタリングを行うようにするのがベストな選択です。

毎回支払いサイクルに困っているならサービス乗り換えも視野に入れた方がよく、またファクタリングをするうえでは手数料が2重にかかるという点も考慮しなくてはなりません。

多くのキャッシュを手元に残すためにも、2社間にするか、3社間にするかも含めて慎重に検討しましょう。

では、このメリット・デメリットも踏まえたうえで、どういう状況でクレジットカード債権ファクタリングを利用するべきなのかを解説していきます。

キャッシュの回転率を高めたい状況なら有力な選択肢に

上記のように、

  • 支払いサイクルをかなり早められる
  • ファクタリングしやすい債権である

というメリットを持つ代わりに、

  • 手数料が2重にかかる

というデメリットも持つクレジットカード債権ファクタリング。

これをうまく活用するなら「とにかく資金の回転率を高めたい状況」がベストといえます。

粗利率の高い事業であれば、手数料の高さはそこまで気になりませんので、ファクタリングで得たキャッシュで利益を得られるかどうか検討すべきでしょう。

まとめ

手持ちのクレジットカード債権を現金化することで、どれだけ今後ステップアップできるか……。

その点にフォーカスしていくと、ファクタリングを活用するべきかどうかが見えてきます。

クレジットカード債権をファクタリングするうえで気をつけたいポイントは、以下の2つ。

  • 支払いサイクルを早められる(キャッシュの回転率がかなり上がる)点を活かす
  • ただし、手数料が高い点には気をつける。できれば3社間ファクタリングで!

継続してファクタリングを行いたい…というほど、キャッシュフローに困っているなら、そもそもその代行サービスが適してない可能性もあります。

ファクタリングで急場をしのぎつつ、もっと支払いサイトの短い代行サービスへの乗り換えを検討してみても良いでしょう。

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