支払い.comは取引先に対する支払いをクレジットカードで決済し、最大60日間支払いを延長できるサービスです。
手元の資金が不足している時であっても、取引先への支払いを期日通りに行うことができる方法として注目されています。
しかし支払い.comは新しいサービスですので、「どんな仕組みか分からない」「安心して利用できるのか不安」と不安や疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
結論的に言えば、支払い.comは安心して利用できるサービスです。
支払い.comの特徴やメリット、利用までの流れについて詳しく解説していきます。
目次
支払い.comの情報を解説
支払い.comは事業の経費や取引先への支払いなどの事業で生じる支払いをクレジットカードで行うことができるサービスです。
クレジットカードで直接取引先へ代金を支払うのではなく、利用企業が支払い.comへクレジットカードで支払いをすると、支払い.comが取引先に対して支払いを代行してくれます。
利用する企業はカードの引き落とし日にクレジットカードの代金支払いを行うことで全ての支払いが完了します。
端的に言えば、取引先への支払いをクレジットカードの支払い期日まで延ばすことができるサービスです。
支払い.comでは最大で60日間支払いを先延ばしにできるので、「翌月までお金がない」「取引先からの入金が来月にずれてしまった」「融資金が下りてくるまでに時間がかかる」などの理由で手元にお金がない企業にとっては重宝する支払い方法だと言えるでしょう。
支払い.comの手数料や利用できるクレジットカードなどについて詳しく解説していきます。
支払い.comの手数料
支払い.comでは、たったの4%という非常に安い手数料で支払いを先延ばしにすることができます。
ご利用可能額 | クレジットカードの限度額 |
---|---|
手数料 | 一律4%(※税込4.4%) |
支払いスピード | 最短翌日 |
支払期日 | 最長60日後 |
契約方法 | オンライン完結 |
ご利用対象者 | 法人・個人事業主 |
ご利用可能エリア | 日本全国対応 |
銀行融資よりは手数料が高くなるものの、ファクタリングの10%程度の手数料と比較すると支払い.comの手数料は非常に低くなってます。
低コストで最長60日間支払いを先延ばしにできるので、手元に支払いのお金がない方は支払い.comを利用した方がファクタリングなどよりもコスト面でメリットがあります。
なお、支払い.comで支払いを立て替えてもらえるのは、クレジットカードの限度額のみとなっています。
支払い.comで使えるクレジットカード
支払い.comで使用できるクレジットカードは日本国内で発行されている次の3つの種類だけです。
- セゾンカード
- VISA
- Mastercard
セゾンカード以外のカードはVISAとMastercardしか利用することができません。
JCBやアメックスなどの国際ブランドのクレジットカードは利用できないので注意しましょう。
また、海外で発行されたクレジットカードは国際ブランドがVISAやMastercardであっても使用することができませんので注意してください。
なお、使用するクレジットカードの名義人に制限はないので法人名義の支払いに、法人代表者名義の個人のクレジットカードを使用することもできます。
運営会社の情報
支払い.comはベンチャー企業向けの法人クレジットカードを発行している「株式会社UPSIDER」と「株式会社クレディセゾン」が共同運営しているサービスです。
運営サイト | 支払い.com |
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運営会社 | 株式会社UPSIDER |
所在地 | 東京都港区六本木7-15-7 新六本木ビル 811 |
代表取締役 | 宮城 徹 水野 智規 |
資本金 | 87億9,400万円(資本準備金等を含む) |
事業内容 | 法人間決済サービスの企画・運営 |
登録等 | 前払式支払手段(第三者型) 発行者登録 関東財務局長第00722号 PCI DSS v3.2認定事業者 |
加盟団体 | 一般社団法人日本資金決済業協会 Cloud Native Computing Foundation |
営業時間 | 24時間対応(年中無休) |
運営会社 | 株式会社クレディセゾン |
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所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F |
代表取締役会長CEO | 林野 宏 |
代表取締役COO | 水野 克己 |
資本金 | 759億2,900万円 |
事業内容 | ペイメント・リース・ファイナンスなど |
上場証券取引所 | 東京(プライム市場) 証券コード:8253 |
従業員数 | 4,319名(2021年3月31日現在) |
クレジットカードで請求書の支払いができるサービスはいくつかありますが、支払い.comはその中でも最も安心できるサービスの1つだと言えるでしょう。
なお、支払い.com及びUPSIDERグループ全体のご利用者数は2023年4月時点で2万社を突破しており、多くの企業が利用している実績があるので安心です。
オフィスの外観
支払い.comを運営する株式会社UPSIDERのオフィスビルとなります。
最寄り駅の情報
東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木駅」より徒歩1分
支払い.comのご利用流れと必要書類を解説
支払い.comは次のような流れで利用します。
- 公式サイトからお申し込み
- クレジットカードで決済手続き
- 支払い.comから取引先へお振込み
- カード会社に料金を支払う
クレジットカードの限度額に空き枠さえあれば支払い.comにリスクはないので、実質的には審査なしで利用することができます。
また事前に本人確認書類などを用意する必要はなく、クレジットカードさえあれば基本的にはどんな企業でも利用できます。
支払い.comを利用する流れや必要書類について解説していきます。
1.公式サイトからお申し込み
まずは公式サイトから支払い.comへ申し込みを行います。
以下の情報を入力するだけで簡単にアカウントを作成することができます。
- 事業形態
- クレジットカード
- 企業名
- 氏名
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス
- パスワード
アカウントを作成したら、振込金額や口座情報を入力します。
2.クレジットカードで決済手続き
申し込みが完了したら支払い.comがクレジットカードに対して決済を行います。
「取引先への支払い金額+支払い.comへ支払う手数料」がクレジットカードに対して課金されます。
例えば、取引先への支払金額が10万円、手数料が4%(税込4.4%)の場合、クレジットカードには104,400円の課金が行われます。
クレジットカードの限度額に空きがあり、クレジットカードが問題なく利用できれば、支払い.comはクレジットカードから確実に代金を回収できるので、実質的には審査なしで利用できるのが特徴です。
3.支払い.comから取引先へお振込み
支払い.comには「いつ代金を支払ってくれ」と支払日を指定することができます。
指定した期日になったら支払い.comが取引先の銀行口座への支払いを行います。
これで、申し込み企業にお金がなくても取引先に対して期日通りの支払いを行うことができます。
取引先に対する振込人名義は自由に指定できるので、取引先に対して「支払い.comを利用した」と知られる心配はありません。
なお、支払い.comは最短翌日に取引先に対して支払いをすることができます。
支払期日前ギリギリにお金が足りなくなった場合も安心して利用できます。
4.カード会社に料金を支払う
クレジットカード支払日になったら、カード会社から毎月の請求が届くので、この際に代金を用意して支払いをすれば全ての支払いは完了です。
これは取引先や支払い.comとではなく、クレジットカード会社と申込企業だけの関係になります。
そのため、クレジットカードの支払いに遅れてしまうと、個人信用情報に傷がついてしまう可能性があるという点に注意してください。
支払い.comを利用するメリットをご紹介
支払い.comを利用することには次の7つのメリットがあります。
- 手数料は4%
- セゾンカードの利用で最短翌日に支払い
- カードさえあれば先延ばしできる
- 申し込みが簡単
- クレディセゾンと共同運営
- 取引先に知られない
- クレジットカードのポイントが貯まる
手数料が安く、誰でも簡単に利用でき、運営会社も安心です。
支払い.comの7つのメリットについて詳しく解説していきます。
手数料は4%
支払い.comの手数料は一律で4%(税込4.4%)です。
2社間ファクタリングの手数料が10%〜20%程度になることと比較すると、支払い.comの手数料負担は非常に低いと言えます。
また、クレジットカードで支払うことによってカードごとに設定された割合のポイントが還元されます。
ポイント還元によって実質手数料をさらに引き下げることができるため、支払い.comは低コストで取引先への支払いを先延ばしにできるのは大きなメリットです。
あらかじめコストがいくらかかるのかを把握できるのでコスト面での計算も非常に簡単に把握できます。
セゾンカードの利用で最短翌日に支払い
支払い.comは指定した日付に取引先へ送金してもらうことができます。
この際、支払い用のクレジットカードとしてセゾンカードを利用して午前中までに申し込みを行えば、最短翌日に支払いを済ませることができます。
月末付近になって「明日までに取引先へ代金を支払わないと期日に遅れてしまう」という状況であっても、支払い.comでセゾンカードを使用すれば翌日の支払いが可能です。
支払資金の借入のために銀行へ相談しても、融資は早くても1週間〜2週間程度かかります。
支払い.comは融資金が間に合わない時の緊急のつなぎ手段としても活用できるでしょう。
カードさえあれば先延ばしできる
支払い.comはクレジットカードさえ持っていれば誰でも支払いを先延ばしにすることができます。
支払い.com側としてもクレジットカードで支払いさえ行なってくれればリスクはないので、支払希望額がクレジットカードの限度額の範囲内であれば実質的には審査なしで誰でも利用できます。
銀行の事業資金融資や日本政策金融公庫の融資では非常に厳しい審査が行われ、赤字や債務超過の場合には審査に通過できません。
また、ファクタリングも売掛先企業や自社の業績が悪い場合にも審査に落ちてしまうこともあります。
支払い.comであればクレジットカードの限度額に空き枠さえあれば、原則誰でも審査に通過できるので、支払資金が不足している際の緊急手段として頭に入れておきましょう。
申し込みが簡単
支払い.comは申し込みが非常に簡単というメリットがあります。
支払い.comは実質的に審査がありませんし、必要なものはクレジットカードのみで本人確認書類も収入証明書なども必要ありません。
手元にクレジットカードと相手先の振込先さえあればすぐに利用できるのが支払い.comの強みです。
月末などに急に支払いのお金が足りないことに気づいた場合も、非常に簡単に支払い.comへの申し込みができるのも大きな強みです。
クレディセゾンと共同運営
支払い.comはベンチャー企業向けのクレジットカードを発行している株式会社UPSIDERと大手信販会社のクレディセゾンとの共同事業です。
「自分のクレジットカード番号をよく知らない会社に教えることに抵抗がある」と感じる人も多いですが、運営に関わっているのが大手カード会社のクレディセゾンですので、安心して利用することができます。
支払い.comはクレディセゾンが運営に関わっているので、セゾンカードを使用して支払うことによって最短翌日に送金できるなどのメリットがあります。
安心な経営をおこなっているので、すでに利用企業は20,000社を突破しています。
新しいサービスですが、運営している企業が大手企業ですので、初めて利用する人でも安心です。
取引先に知られない
支払い.comを利用した支払ったことは取引先に知られる心配はありません。
振込人名義は自由に設定できるので、相手先企業には「支払い.comから送金があった」ということが知られないためです。
支払い.comを利用したことが取引先に知られてしまうと「経営が苦しいのか」「資金繰りが悪化しているのか」などとネガティブに判断される可能性が高くなり、場合によっては今後の取引に悪影響になる可能性もあります。
支払い.comであれば、利用したことを相手先企業に知られる心配はないので、取引先からネガティブに判断される心配はありません。
クレジットカードのポイントが貯まる
支払い.comはクレジットカードを使用して取引先への支払いを行うサービスです。
そのためクレジットカードを使用したことによってポイントが貯まります。
支払い.comの利用手数料は一律4%ですが、還元率1%のクレジットカードを使用した場合の実質手数料率は4%–1%=3%です。
クレジットカードを使用して支払いをすることによってポイントが付与されると、実質的な手数料負担を軽減できます。
また、支払い.comは個人のクレジットカードを使用することもできるので、会社の支払いを行いながら、個人向けのクレジットカードのポイントを貯めることも可能です。
支払い.comをご利用する際の注意点
支払い.comは利用できる金額と延長できる期間に限度があるので、利用前にこの点だけはしっかりと把握しておきましょう。
- 支払いはカードの限度額まで
- 延長できるのは最長で60日間
利用する前に理解しておきたい支払い.comの2つの注意点をご紹介していきます。
支払いはカードの限度額まで
支払い.comで支払うことができるのはクレジットカードの限度額までです。
クレジットカードの限度額を使用して支払いをするサービスですので、当然ながらクレジットカードの限度額を超える支払いをすることは不可能です。
取引先への支払額が多く、手持ちのクレジットカードの限度額を超える金額の場合には、支払い.comでの支払いはできません。
支払い.comで支払うことができるのは、クレジットカードの限度額までと認識し、「取引先への支払いへ活用できるかどうか」を判断しましょう。
延長できるのは最長で60日間
支払い.comで支払いを延長できる期間は最長60日間です。
60日を超える期間の延長はできないので、それほど長期間支払い期日を延ばせるわけではありません。
そして、最長60日後には、クレジットカードの支払いが到来するので、支払日には引き落とし代金を用意する必要があります。
支払い.comで支払期日を延長できるのは短期間だけですので「翌月になれば大きな入金がある」など、短期間の間に入金が予定されている時に使用しましょう。
また、銀行融資には時間がかかるため、融資が下りてくるまでの繋ぎとしての利用にも活用できます。
いずれにせよ、大きなお金が入金になる予定になっている際に短期間だけ繋ぎたい時に活用するのがよいでしょう。
入金予定もないのに利用して、クレジットカードの支払いに遅れてしまうと個人信用情報に傷がついてしまい、場合によっては信用情報がブラックになることもあります。
支払い.comは入金予定がある時に活用し、予定もない時にお金がないからといって無計画に使うことは避けた方がよいでしょう。
長期間慢性的にお金がない時には銀行の借り入れを利用するなど、適切に使い分けることが重要です。
支払い.comの口コミ評判をご紹介
支払い.comが提供する請求書カード払いのサービスをご利用された方の口コミや評判などをご紹介いたします。
5
都道府県:東京都 | 事業形態:個人事業主 | 業種:建築
手数料も良心的なので、また困った時には利用します。
ご意見・ご感想の投稿、誠にありがとうございます。
お客様が入力した口コミは無事送信されました。
以下の口コミは公式サイトで紹介されている情報となります。
建築業 代表
本当に60秒で300万円の支払いが完了してびっくりしています。月末の職人への支払いに迫られ本当に困っていましたが、圧倒的に簡単に振込が完了し、手数料も安かったので大変助かりました。また利用させていただきます。
引用元:支払い.com公式サイト
フリーランスエンジニア
引越しの初期費用が必要で急いでいたのですが、スピードはもちろん、ファクタリングの10%と比べて安くとても助かりました。条件の良い物件に引っ越せたので大満足です。
引用元:支払い.com公式サイト
広告代理店 代表
入金サイトが90日と長く、資金繰りに困っていましたが、800万円をすぐに受け付けていただき、何とか案件を乗り切ることができました。本当にありがとうございます。ファクタリングと違って、金融機関に知られないのもいいですね!
引用元:支払い.com公式サイト
ご利用者へのアンケート調査
支払い.comの請求書カード払いサービスをご利用されたことがある方へのアンケート調査の実施を行っております。
これからのご利用を検討されている方のために、ご協力をお願いいたします。
支払い.comについてのまとめ
支払い.comは取引先への支払いをクレジットカードで行うことができるサービスです。
支払い.comへ「支払い代金+手数料」を振り込むと、支払い.comが取引先に対して支払いを立て替えてくれます。
申し込み企業はクレジットカードの支払日まで、現金預金の流出がないので、お金がなくても取引先への支払いを期日通りに済ますことが可能です。
最長60日の延長で、利用代金はクレジットカードの限度額のみですが、手数料は一律4%と低く、ファクタリングなどよりも低コストで資金繰りが可能です。
短期間だけお金が不足する場合には、支払い.comを利用して資金繰りを円滑化しましょう。
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